国際会計基準戦争 完結編
09/06/2020 03:04:55, 本, 磯山 友幸
によって 磯山 友幸
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内容紹介 会計基準とは企業の強さを測るモノサシである。国際会計基準(IFRS)は、ヨーロッパが中心となって世界の標準化を狙ってきたものだ。この会計の国際標準化をめぐって、なぜ世界各国がすさまじい覇権争いをするのか。本書は、長年この動きを取材してきたジャーナリストが、、日本、アメリカ、欧州の利害がぶつかった「戦争」の舞台裏を生々しく描いた経済ノンフィクション。、、2002年10月に刊行されて反響を呼んだ『国際会計基準戦争』の続編で、前著が会計基準の国際標準化に反対し、、米国、欧州の主導権争いから大きく遅れを取った日本の姿を描いたのに対し、本書は世界金融危機の影響が色濃く残るなか、、日本企業にとって「爆弾」ともなるIFRS受け入れに至った戦略なき日本の「敗北」を、関係者の証言で再現する。、国際基準の覇権争いの中で発言力を増してきたのが中国。今後の動向を含めて会計基準が変わることで、何が変わるのか、企業経営はどうなるのかを見通す。 内容(「BOOK」データベースより) IFRS受け入れは、日本の「敗北」か?米・欧の覇権争いに背を向け、中国にも後れをとった背景を詳細に描いたノンフィクション。 商品の説明をすべて表示する
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国際会計基準戦争 完結編を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
IFRSに関する入門書には、コンバージェンス云々アドプション云々といった会計基準の受け入れを巡る日米欧のスタンスについてさらっと書かれていますが、この本はその背後にどういう経緯があったのかをリアルに描いています。かつて「会計はその国の文化だ」と言って頑なに国際化の流れに抗った日本が、グローバル化の流れの中で如何にして取り残されていったのか。その後どのようにして最終的に国際会計基準を受け入れる(方向で話が進んでいるようです、いまのところ)に至ったのか。前著である『国際会計基準戦争』は1993年から2001年のASBJ設立までの話でしたが、今作ではその後のエンロン事件、欧州でのIFRS適用開始、米国の方針転換、リーマン・ショックとまさに舞台を世界へ広げての「戦争」の様相が展開されます。IFRSの中身について詳述されているわけではないので注意が必要ですが、IFRS入門書とセットで読めば興味倍増ですし、勉強はさておいてノンフィクションとして読んでも面白いです。
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