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うつわびと 小野哲平

10/02/2020 08:46:36, , 祥見 知生

によって 祥見 知生
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内容(「BOOK」データベースより)暮らすことは生きること。生きることは作ること。小野哲平の薪窯、ロクロ、骨太な暮らし。高知の山のてっぺんで器を作る日々の映像と3万語ロングインタビューを収録したDVDブック。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)祥見/知生 北海道生まれ。インタビュー記事を中心に文章を書く。2002年鎌倉の高台に「うつわ祥見」をオープン 工藤/晶彦 映像ディレクター。1966年生まれ。映像制作会社勤務を経て、2004年独立、これよりフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
うつわびと 小野哲平を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
熱烈なファンでないのでそれほど詳しくは知らなかったが、小野哲平氏といえばシンプルな食器をつくる中堅作家・・・ただ、作品だけでなくご本人自身の田舎での暮らしぶりなどが雑誌などで紹介されるのを目にしていた。日本に数万人いるというプロの陶芸家のなかでおそらくいろいろな意味で取材がしやすい人であり、本人のキャラクターにも魅力のある人のようだな。という印象だった。今回、70分もの映像と3万字インタビューということで購入してみた。まずは店頭で目立つ、洗練された箱の装幀と価格に引かれた。観賞後の感想。小野氏の住む田舎の集落や釜焼きなどの風景は文句なく美しいし、本のデザインもよい。この内容でこの価格は安いと思う。取材に時間をかけ一人の陶芸家の佇まいを切り取ることにも成功している。しかし残念ながら完全には酔えなかった。その点を顰蹙覚悟で書く。ドキュメンタリーと雖もそこに製作者の思いが反映するのは当然のことと思う。とはいえ取材者/祥見氏は、あまりにも「小野さんこそ現代の真の陶工である」みたいなイメージを固めすぎではないか同時に小野氏の挙措におもねりすぎではないか・・・といったことを感じてしまった。100%正確ではないがまったくの読み聞き違いではないと思うので書くが作品にお金をもらうことへの抵抗感・・といったことや自然と一体となる暮らしこそが目的・・といったことも言っている。作品に名前を入れない・・らしい。作品を売って生活することは何か恥ずかしいことなのだろうか。そして、その作家がつくりたいものが薪釜でしか焼けないものなら薪釜を確保すること薪釜を焚きやすい田舎に暮らすこと。これだって誰でもやっている当たり前のことなのだが。要するに(1)薪釜や田舎暮らしはすごいことなのか。(2)小野氏は特別にすごい作家なのか。彼の饒舌だが少々観念的なオピニオンなどを一切抜きにした作品のレベルは。この2点についてうまく酔えない人は、本来ここで見るのをやめた方がいいのだろう。陶芸家は修行僧ではない。単なる現代の職業の一つだ。いいものをつくろうと試行錯誤することはどんな仕事にだってあることだ。小野氏の口ぶりと祥見氏の編集姿勢からは、小野氏はなにやら“俗な陶芸界”から離れた特別な求道者であるかのような印象である。そしてその実、小野氏は現実には、かなり成功を収めた陶芸家なのだ。本編ではそこがよくわからないようにされている。これはどうなのだろうか。実践的な釜焼きのわざやろくろ技、本音をふくめた田舎暮らしスキルといったこともなく。小野氏をアイドルとしたイメージDVDではあるけど具体的に陶芸のなにかを学ぼうとする人に有意義かは?なDVDである。いまさらほめても遅いかもしれないが書籍としての出来やCPは秀逸だった。そこに星4つを献呈

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