壁 (1954年) (角川文庫)
10/10/2020 09:12:00, 本, 安部 公房
によって 安部 公房
4.7 5つ星のうち 1 人の読者
ファイル名 : 壁-1954年-角川文庫.pdf
壁 (1954年) (角川文庫)を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
ナンセンス小説の傑作です。小説家安部公房はここから始まったといっても過言ではありません。第25回芥川賞(昭和26年上半期)受賞作で、選考委員のひとり川端康成も絶賛しています。この作品をカフカ(『変身』、『審判』など)の影響を受けているという評論家が多いですが、それは間違いです。作家本人がインタビューで「カフカではなく、『不思議の国のアリス』を読んで書いたものです」と答えています。なお、アマゾンのこのページの画像は間違っています。これは昭和44年(1969年)に出版された新潮文庫のものです(現行版は別の表紙)。この画像を参考に新潮文庫版を出品している出品者もいますからご注意ください。両版の違いは角川文庫版は挿絵が桂川寛であること、『バベルの塔の狸』が収載されていないこと。新潮文庫版は挿絵が安部真知(安部公房夫人)で、『バベルの塔の狸』も収載されていること。
0コメント