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歳々年々、藝同じからず―米朝よもやま噺

06/14/2020 18:37:39, , 桂 米朝

によって 桂 米朝
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内容(「BOOK」データベースより) 仲間や弟子と酒酌み交わし藝を磨いた65年。数え米寿を迎える「語りの神様」による藝談集、待望の第3弾。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 桂/米朝 大正14(1925)年11月6日、旧満州大連市生まれ。兵庫県姫路市出身。本名・中川清。昭和18(1943)年5月、作家で寄席文化研究家の正岡容に師事。昭和22(1947)年9月、四代目桂米團治に入門。三代目桂米朝を名乗る。昭和41(1966)年10月、京都・東山安井金比羅会館にて桂米朝落語研究会を始める。忘れられた噺を文献から発掘するなど上方落語の復興に尽力した。昭和62(1987)年4月、紫綬褒章受章。平成8(1996)年5月、重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。平成14年(2002)年11月、文化功労者顕彰。平成21年(2009)年、噺家として初の文化勲章受章。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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米朝よもやま噺シリーズも3冊目。今回は山藤章二氏のイラストを使った表紙だ。内容は基本的に米朝師匠の交友関係を中心とした昔ばなし。ほとんどが芸についてのトピックスである。あのころはああやったな、こんな忘れられん人がいてたなあ、ええ時代やったで、という感慨から、ひるがえって「現代はどうか」にも言及される。弟子にまつわる話題も多い。噺を自分なりに膨らまそうと工夫する弟子に対して、「最終的にはどれだけ削ぎ落とせるかなんやで」とアドバイスする。うーむ、と唸ってしまう。決して湿っぽくなく、飄々とした語り口は高座同様。例え自分についてものを言うときでもクールな視点を持つことができるのは、桂米朝という表現者の大きな魅力だと思う。とりわけ本書がシリーズ中すぐれた1冊かどうかは脇におき、米朝師匠の著作がこうして今年も上梓されたことを喜びたい。写真で見るともはや仙人の域といったご様子だが、元気にいろいろな方と会い、精力的に動き回っておられることを知ると、「まだまだ現役」とうれしくなる。師匠、これからもよもやま噺たのんまっさ。芸の話、もっと聞かしとくなはれや。

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